ビジョン

誰もが武甲山を見て、
手を合わせられるような山容へ

武甲山が神体山として手を合わせられるような山容を取り戻したい。
四季折々の自然が豊かな山に戻り、秩父の人々にとって「心のふるさとのシンボル」であり続けること。

グランドデザインを描いた上の「創造的採掘」

武甲山に手を合わせられるような山容へ

現状の破壊を新たな創造の営みに発想を大転換するにはどうしたらよいでしょうか。
それには、現在も地元産業のかなめとして地元住民の生活を支えているセメント産業や石灰工業はそのまま採掘を続けながら、まずは武甲山全体の将来像を見据えたグランドデザインを描いた上での、いわば「創造的採掘」に価値転換を図ることではないでしょうか。

みんなで作り上げる未来の景観

そのためには、皆さまや専門家の協力、また全国的にデザインコンペを企画するなどして、実現性のある武甲山の全体的修景に踏み出すことが喫緊の課題です。
現代に問われている地方の持続的開発には、景観工学のいう生活空間における文化的に質の高い造景や修景をも含むのです。